訪問美容師を目指しているまなぶ君が、まだまだ知らない「リアルな訪問美容のゲンバ」を学ぶために、介護施設に潜入していきます!

グループホームって、老人ホームとはどう違うの?
グループホームとは?
正式には「認知症対応型共同生活介護」のこと。
認知症の方専用の、小規模老人ホームです。入居者9~18人ほどの小さな施設で、認知症の方への対応は必須となってきます。
今回お話を伺った人

坂井洋介さん
グループホーム あたごの杜 高島平
定員:18床
系列福祉施設数:73施設

さっそくですが、こちらの施設の特徴を教えてください!

グループホームに加えて、小規模多機能ホーム、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、居宅介護支援事業所という4つの施設があるのが特徴です。また、地域交流スペースもあり、地域に密着して様々な支援・交流を行っています。

入居型の施設だけでなく、自宅からの通いや、自宅での介護を支援するような施設もあるんですね!どういった想いで施設を運営されているんですか?

「ありがとうから笑顔へ」というビジョンを掲げています。誰かに何かをしてもらって「ありがとう」と伝えると、双方に笑顔がなりますよね。「ありがとう」と言っていただけるようなサービスを提供することで、笑顔が広がるようなサービス提供を心がけています。

同じ敷地内に様々な介護支援事業があり、地域に密着したサービスが行われている

同じ敷地内にある、小規模多機能ホーム。通いを中心に、短期間の宿泊などが利用できる
ご利用者様について

ご利用者さまは、どのような方がいらっしゃるんですか?

平均年齢は82歳で、95歳~70代前半の方々がいらっしゃいます。男女比は1:17とほぼ女性で、美意識が高い方が多いです。 全員認知症の方ですが、介護度は平均2.22と、グループホームの中でも比較的軽い方だと思います。

美意識が高い方が多いのですね!みなさんおしゃれなんですね。

はい、着るものから髪型まで、好みがはっきりしていらっしゃいますね。私は地方から出てきたので、最初は「東京のおばあちゃま達はこんなにおしゃれなのか!」とびっくりしました(笑)。

施術後に笑顔を見せるご利用者さま。洋服にもこだわりをお持ちだそう
まとめ
- グループホームは認知症の方のための小規模施設
- 寝たきりの方は少ないが、認知症への対応は必須となる
- 女性が多い施設は、カラー・パーマやシャンプー、オシャレな飾りつけなどのニーズも高い
